低レベル関数
[画像ファイルアクセス]


関数

INT FVALGAPI fnFIE_save_core_jpeg (const CHAR *filename, const FHANDLE hImg, INT quality, F_IMG_CALLBACK handler, VOID *vpData)
  [[OSS]] JPEGファイルの保存
INT FVALGAPI fnFIE_check_jpeg_info (const CHAR *filename, enum f_color_img_type type, F_IMG_INFO *info)
  [[OSS]] JPEGファイルの内容確認
INT FVALGAPI fnFIE_load_core_jpeg (const CHAR *filename, FHANDLE hImg, F_IMG_CALLBACK handler, VOID *vpData)
  [[OSS]] JPEGファイル読み込み
INT FVALGAPI fnFIE_save_core_png (const CHAR *filename, FHANDLE hImg, INT compression_level, INT true_bit_depth, F_IMG_CALLBACK handler, VOID *vpData)
  [[OSS]] PNGファイルの保存
INT FVALGAPI fnFIE_save_core_png_ex (const CHAR *filename, FHANDLE hImg, INT compression_level, enum f_png_strategy compression_strategy, enum f_png_filter filter_type, INT true_bit_depth, F_IMG_CALLBACK handler, VOID *vpData)
  [[OSS]] PNGファイルの保存(詳細設定付き)
INT FVALGAPI fnFIE_check_png_info (const CHAR *filename, enum f_color_img_type type, F_IMG_INFO *info)
  [[OSS]] PNGファイルの内容確認
INT FVALGAPI fnFIE_load_core_png (const CHAR *filename, FHANDLE hImg, INT *depth, F_IMG_CALLBACK handler, VOID *vpData)
  [[OSS]] PNGファイル読み込み
INT FVALGAPI fnFIE_save_core_tiff (const CHAR *filename, const FHANDLE hImg, enum f_tiff_compression compression, INT quality, INT depth, F_IMG_CALLBACK handler, VOID *vpData)
  [[OSS]] TIFFファイルの保存
INT FVALGAPI fnFIE_check_tiff_info (const CHAR *filename, enum f_color_img_type type, F_IMG_INFO *info)
  [[OSS]] TIFFファイルの内容確認
INT FVALGAPI fnFIE_load_core_tiff (const CHAR *filename, FHANDLE hImg, INT *depth, F_IMG_CALLBACK handler, VOID *vpData)
  [[OSS]] TIFFファイル読み込み

関数

INT FVALGAPI fnFIE_save_core_jpeg ( const CHAR *  filename,
const FHANDLE  hImg,
INT  quality,
F_IMG_CALLBACK  handler,
VOID *  vpData 
)

[[OSS]] JPEGファイルの保存

指定したFIE画像オブジェクトをJPEGファイルとして保存します。 本関数は、 fnFIE_save_jpeg() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_save_jpeg() を利用する場合、ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。

コールバック関数の設定
JPEGファイルの書き込みの進行状況を取得するためのコールバック関数が設定できます。 このコールバック関数は、ファイルを1ライン処理する毎に呼び出されます。
使用例
fnFIE_load_jpeg() の例を参照してください。
引数:
[in] filename 保存するJPEGファイル名
[in] hImg 保存するFIE画像オブジェクト
[in] quality 保存するJPEGファイルの品質[0-100]
[in] handler コールバック関数へのポインタ(省略時はNULL)
[in] vpData コールバック関数の呼び出し時に渡される任意のポインタ(省略時はNULL)
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足で確保に失敗した
F_ERR_INVALID_IMAGE 不正なFIE画像オブジェクトが渡された
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO JPEGファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なJPEGファイルへ書き込んだ
F_ERR_INTERRUPTED_IMAGE_IO ユーザによって処理が中断された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFIE_check_jpeg_info ( const CHAR *  filename,
enum f_color_img_type  type,
F_IMG_INFO info 
)

[[OSS]] JPEGファイルの内容確認

JPEGファイルの内容を確認して、読み込みに必要なFIE画像オブジェクトのメモリを確保するための情報を取得します。 FIE画像オブジェクトの情報は、FIE画像用ヘッダー構造体( F_IMG_INFO )に保存されます。 本関数は、 fnFIE_load_jpeg() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_load_jpeg() を利用する場合、 ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。

本関数は、ユーザーが fnFIE_load_jpeg() を利用せず、メモリ確保部分を自身で実装したい場合などに利用します。 fnFIE_load_core_jpeg() を直接利用する場合、まず適切なFIE画像オブジェクトを用意する必要があります。 その場合、必ず本関数を利用する必要はありませんが、本関数を利用することで適切な情報を取得することができます。 また本関数は、JPEGファイルが読み込み可能かを事前に確認をしています。

使用例
fnFIE_load_jpeg() の例を参照してください。
引数:
[in] filename 読み込むJPEGファイル名
[in] type FIE画像オブジェクトの、F_IMG_UC8、またはF_IMG_RGBQUADで保存可能な場合の画素タイプを指定する。 それ以外のタイプでは無視される。
  • F_IMG_UC8で保存する場合は、F_COLOR_IMG_TYPE_UC8を指定
  • F_IMG_RGBQUADで保存する場合は、F_COLOR_IMG_TYPE_RGBQを指定
[out] info 読み込み先となるFIE画像の情報
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO JPEGファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なJPEGファイルを読み込んだ
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFIE_load_core_jpeg ( const CHAR *  filename,
FHANDLE  hImg,
F_IMG_CALLBACK  handler,
VOID *  vpData 
)

[[OSS]] JPEGファイル読み込み

JPEGファイルをFIE画像オブジェクトに読み込みます。 本関数は、 fnFIE_load_jpeg() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_load_jpeg() を利用する場合、 ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。 また本関数では、必要なFIE画像オブジェクトのメモリを内部で確保しません。 読み込むJPEGファイルに応じたFIE画像オブジェクトを用意する必要があります。 詳細は、 fnFIE_load_jpeg() の説明を参照してください。

コールバック関数の設定
本関数では、JPEGファイルの読み込みの進行状況を取得するためのコールバック関数を設定することが可能です。 コールバック関数は、ファイルを1ライン処理する毎に呼び出されます。
使用例
fnFIE_load_jpeg() の例を参照してください。
引数:
[in] filename 読み込むJPEGファイル名
[out] hImg 読み込み先ルート画像オブジェクトのハンドル
[in] handler コールバック関数へのポインタ(省略時はNULL)
[in] vpData コールバック関数の呼び出し時に渡される任意のポインタ(省略時はNULL)
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足で確保に失敗した
F_ERR_INVALID_IMAGE 不正なFIE画像オブジェクトが渡された
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO JPEGファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なJPEGファイルを読み込んだ
F_ERR_INTERRUPTED_IMAGE_IO ユーザによって処理が中断された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFIE_save_core_png ( const CHAR *  filename,
FHANDLE  hImg,
INT  compression_level,
INT  true_bit_depth,
F_IMG_CALLBACK  handler,
VOID *  vpData 
)

[[OSS]] PNGファイルの保存

指定したFIE画像オブジェクトをPNGファイルとして保存します なお本関数は、 fnFIE_save_png() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_save_png() を利用する場合、 ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。

真のビット深度
PNGファイルでサポートされているビット深度は 1、2、4、8、16です。 通常、PNGファイルで設定されている、または取得できるビット深度は、上記のもののみとなります。 しかし、ユーザーがそれ以外の任意のビット深度の画像を処理する場合、その値を指定することができます。 真のビット深度を指定することで、一般的な画像ビューワーで画像を表示することができます。 ビット深度が8や16ビット以外のものは、画像ビューワー正しく表示されないことがあります。 ただし、すべての画像ビューワーで適切に表示される保証はありません。
コールバック関数の設定
PNGファイルの書き込みの進行状況を取得するためのコールバック関数を設定できます。 このコールバック関数は、ファイルを1ライン処理する毎に呼び出されます。
αチャネル
FIE画像オブジェクトの画素タイプが F_IMG_RGBQUAD の場合、αチャネルは保存するPNGファイルに反映されません。 何らかの値をαチャネルに設定していても無視されますので、注意してください。
使用例
fnFIE_load_png() の例を参照してください。
引数:
[in] filename 保存するPNGファイル名
[in] hImg 保存するFIE画像オブジェクトのハンドル
[in] compression_level 圧縮レベル[-1〜9]
[in] true_bit_depth 真のビット深度(省略時は-1)
[in] handler コールバック関数へのポインタ(省略時はNULL)
[in] vpData コールバック関数の呼び出し時に渡される任意のポインタ(省略時はNULL)
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足で確保に失敗した
F_ERR_INVALID_IMAGE 不正なFIE画像オブジェクトが渡された
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO PNGファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なPNGファイルへ書き込んだ
F_ERR_INTERRUPTED_IMAGE_IO ユーザによって処理が中断された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFIE_save_core_png_ex ( const CHAR *  filename,
FHANDLE  hImg,
INT  compression_level,
enum f_png_strategy  compression_strategy,
enum f_png_filter  filter_type,
INT  true_bit_depth,
F_IMG_CALLBACK  handler,
VOID *  vpData 
)

[[OSS]] PNGファイルの保存(詳細設定付き)

指定したFIE画像オブジェクトをPNGファイルとして保存します。 なお本関数は、 fnFIE_save_png_ex() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_save_png_ex() を利用する場合、 ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。

真のビット深度
PNGファイルでサポートされているビット深度は 1、2、4、8、16です。 通常、PNGファイルで設定されている、または取得できるビット深度は、上記のもののみとなります。 しかし、ユーザーがそれ以外の任意のビット深度の画像を処理する場合、その値を指定することができます。 真のビット深度を指定することで、一般的な画像ビューワーで画像を表示することができます。 ビット深度が8や16ビット以外のものは、画像ビューワー正しく表示されないことがあります。 ただし、すべての画像ビューワーで適切に表示される保証はありません。
コールバック関数の設定
PNGファイルの書き込みの進行状況を取得するためのコールバック関数を設定できます。 このコールバック関数は、ファイルを1ライン処理する毎に呼び出されます。
αチャネル
FIE画像オブジェクトの画素タイプが F_IMG_RGBQUAD の場合、αチャネルは保存するPNGファイルに反映されません。 何らかの値をαチャネルに設定していても無視されますので、注意してください。
引数:
[in] filename 保存するPNGファイル名
[in] hImg 保存するFIE画像オブジェクトのハンドル
[in] compression_level 圧縮レベル[-1〜9]
[in] compression_strategy 圧縮戦略
[in] filter_type フィルタ種別
[in] true_bit_depth 真のビット深度(省略時は-1)
[in] handler コールバック関数へのポインタ(省略時はNULL)
[in] vpData コールバック関数の呼び出し時に渡される任意のポインタ(省略時はNULL)
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足で確保に失敗した
F_ERR_INVALID_IMAGE 不正なFIE画像オブジェクトが渡された
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO PNGファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なPNGファイルへ書き込んだ
F_ERR_INTERRUPTED_IMAGE_IO ユーザによって処理が中断された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFIE_check_png_info ( const CHAR *  filename,
enum f_color_img_type  type,
F_IMG_INFO info 
)

[[OSS]] PNGファイルの内容確認

PNGファイルの内容を確認して、読み込みに必要なFIE画像オブジェクトのメモリを確保するための情報を取得します。 FIE画像の情報は、FIE画像用ヘッダー構造体( F_IMG_INFO )に保存されます。 本関数は、 fnFIE_load_png() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_load_png() を利用する場合、 ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。

本関数は、ユーザーが fnFIE_load_png() を利用せず、メモリ確保部分を自身で実装したい場合などに利用します。 fnFIE_load_core_png() を直接利用する場合、まず適切なFIE画像オブジェクトを用意する必要があります。 その場合、必ず本関数を利用する必要はありませんが、本関数を利用することで適切な情報を取得することができます。 また、本関数は、PNGファイルが読み込み可能かを事前に確認をしています。

使用例
fnFIE_load_png() の例を参照してください。
引数:
[in] filename 読み込むPNGファイル名
[in] type FIE画像形式の、F_IMG_UC8、またはF_IMG_RGBQUADで保存可能な場合の画素タイプを指定する。 それ以外のタイプでは無視される。
  • F_IMG_UC8で保存する場合は、F_COLOR_IMG_TYPE_UC8を指定
  • F_IMG_RGBQUAで保存する場合は、F_COLOR_IMG_TYPE_RGBQを指定
[out] info 読み込み先となるFIE画像の情報
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO PNGファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なPNGファイルを読み込んだ
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFIE_load_core_png ( const CHAR *  filename,
FHANDLE  hImg,
INT *  depth,
F_IMG_CALLBACK  handler,
VOID *  vpData 
)

[[OSS]] PNGファイル読み込み

PNGファイルをFIE画像オブジェクトに読み込みます。 なお、本関数は、 fnFIE_load_png() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_load_png() を利用する場合、 ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。 また本関数では、必要なFIE画像オブジェクトのメモリを内部で確保しません。 読み込みPNGファイルに応じた、FIE画像オブジェクトを用意する必要があります。 詳細は、 fnFIE_load_png() の説明を参照してください。

真のビット深度
PNGファイルでは、サポートされているビット深度は 1, 2, 4, 8, 16です。 通常、PNGファイルで設定されている、または取得できるビット深度は、上記のもののみとなります。 しかし、ユーザーがそれ以外の任意のビット深度の画像を処理する場合、 上記のビット深度とは別に値真のビット深度を取得することができます。 ただし、読み込まれたPNGファイルに、真のビット深度が設定されていない場合は、 FIE画像オブジェクトの画素タイプにより本値は決定します。 つまり、F_IMG_BINでは2、F_IMG_UC8、F_IMG_RGBQUADでは8、F_IMG_US16では16となります。 読み込みがエラーの場合は、0が取得されます。
コールバック関数の設定
PNGファイルの読み込みの進行状況を取得するためのコールバック関数が設定できます。 このコールバック関数は、ファイルを 1ライン処理する毎に呼び出されます。 ただし、このコールバック関数はインタレース形式でファイルを1ライン毎に処理できない場合には無効となります。
使用例
fnFIE_load_png() の例を参照してください。
引数:
[in] filename 読み込むPNGファイル名
[out] hImg 読み込み先ルート画像オブジェクトハンドル
[out] depth 真のビット深度を保存するためのポインタ(省略時はNULL)
[in] handler コールバック関数へのポインタ(省略時はNULL)
[in] vpData コールバック関数の呼び出し時に渡される任意のポインタ(省略時はNULL)
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足で確保に失敗した
F_ERR_INVALID_IMAGE 不正なFIE画像オブジェクトが渡された
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO PNGファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なPNGファイルを読み込んだ
F_ERR_INTERRUPTED_IMAGE_IO ユーザによって処理が中断された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFIE_save_core_tiff ( const CHAR *  filename,
const FHANDLE  hImg,
enum f_tiff_compression  compression,
INT  quality,
INT  depth,
F_IMG_CALLBACK  handler,
VOID *  vpData 
)

[[OSS]] TIFFファイルの保存

指定したFIE画像オブジェクトをTIFFファイルとして保存します。 本関数は、 fnFIE_save_tiff() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_save_tiff() を利用する場合、 ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。 本関数では、コールバック関数の利用と、TIFFファイルのビット深度を指定することができます。 その他、詳細については、 fnFIE_save_tiff() を参照してください。

ビット深度の指定
TIFFファイルのビット深度を指定することが可能です。 TIFFファイルとFIE画像オブジェクトのビット深度は、必ずしも同じではない場合があります。 例えばTIFFファイルでは、実際にはビット深度が2ビットでも、 FIE画像オブジェクトでは8ビットにパッキングされ保存されます。 本パラメータにより、TIFFファイルの実際のビット深度を設定することができます。
コールバック関数の設定
TIFFファイルの書き込みの進行状況を取得するためのコールバック関数を設定することができます。 このコールバック関数は、ファイルを1ライン処理する毎に呼び出されます。
使用例
fnFIE_load_tiff() の例を参照してください。
引数:
[in] filename 保存するTIFFファイル名
[in] hImg 保存するFIE画像オブジェクト
[in] compression 圧縮形式
  • F_TIFF_COMPRESSION_NONE
  • F_TIFF_COMPRESSION_DEFLATE
  • F_TIFF_COMPRESSION_JPEG
  • F_TIFF_COMPRESSION_CCITTFAX3
  • F_TIFF_COMPRESSION_CCITTFAX4
[in] quality 圧縮レベル
  • F_TIFF_COMPRESSION_DEFLATE [-1〜9]
  • F_TIFF_COMPRESSION_JPEG [0〜100]
[in] depth ビット深度(省略時は -1)
[in] handler コールバック関数へのポインタ(省略時はNULL)
[in] vpData コールバック関数の呼び出し時に渡される任意のポインタ(省略時はNULL)
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足で確保に失敗した
F_ERR_INVALID_IMAGE 不正なFIE画像オブジェクトが渡された
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO TIFFファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なTIFFファイルへ書き込んだ
F_ERR_INTERRUPTED_IMAGE_IO ユーザによって処理が中断された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFIE_check_tiff_info ( const CHAR *  filename,
enum f_color_img_type  type,
F_IMG_INFO info 
)

[[OSS]] TIFFファイルの内容確認

TIFFファイルの内容を確認して、読み込みに必要なFIE画像の領域を確保するための情報を取得します。 FIE画像オブジェクトの情報は、FIE画像用ヘッダー構造体( F_IMG_INFO )に保存されます。 本関数は、 fnFIE_load_tiff() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_load_tiff() を利用する場合、 ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。

本関数は、ユーザーが fnFIE_load_tiff() を利用せず、メモリ確保部分を自身で実装したい場合などに利用します。 fnFIE_load_core_tiff() を直接利用する場合、まず適切なFIE画像オブジェクトを用意する必要があります。 その場合、必ず本関数を利用する必要はありませんが、本関数を利用することで適切な情報を取得することができます。 また本関数は、TIFFファイルが読み込み可能かを事前に確認をしています。

使用例
fnFIE_load_tiff() の例を参照してください。
引数:
[in] filename 読み込むTIFFファイル名
[in] type FIE画像オブジェクトの、F_IMG_UC8、またはF_IMG_RGBQUADで保存可能な場合の画像タイプを指定する。 それ以外のタイプでは無視される。
  • F_IMG_UC8で保存する場合は、F_COLOR_IMG_TYPE_UC8を指定
  • F_IMG_RGBQUADで保存する場合は、F_COLOR_IMG_TYPE_RGBQを指定
[out] info 読み込み先となるFIE画像の情報
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO TIFFファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なTIFFファイルを読み込んだ
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー

INT FVALGAPI fnFIE_load_core_tiff ( const CHAR *  filename,
FHANDLE  hImg,
INT *  depth,
F_IMG_CALLBACK  handler,
VOID *  vpData 
)

[[OSS]] TIFFファイル読み込み

TIFFファイルをFIE画像オブジェクトに読み込みます。 本関数は、 fnFIE_load_tiff() の内部に組み込まれているため、 fnFIE_load_tiff() を利用する場合、ユーザーが本関数を直接利用する必要はありません。 また本関数では、必要なFIE画像オブジェクトのメモリを内部で確保しません。 読み込むTIFFファイルに応じたFIE画像オブジェクトを用意する必要があります。 詳細については、 fnFIE_load_tiff() の説明を参照してください。

ビット深度の指定
TIFFファイルのビット深度を指定することが可能です。 TIFFファイルとFIE画像オブジェクトのビット深度は、必ずしも同じではない場合があります。 例えばTIFFファイルでは、実際にはビット深度が2ビットでも、 FIE画像オブジェクトでは8ビットにパッキングされ保存されます。 そのため、本パラメータによりTIFFファイルの実際のビット深度を知ることができます。
コールバック関数の設定
TIFFファイルの読み込みの進行状況を取得するためのコールバック関数が設定できます。 このコールバック関数は、ファイルを1ライン処理する毎に呼び出されます。 ただし、このコールバック関数はファイルを1ライン毎に処理できない場合には無効となります。
使用例
fnFIE_load_tiff() の例を参照してください。
引数:
[in] filename 読み込むTIFFファイル名
[out] hImg 読み込み先ルート画像オブジェクトのハンドル
[out] depth ビット深度のポインタ(省略時はNULL)
[in] handler コールバック関数へのポインタ(省略時はNULL)
[in] vpData コールバック関数の呼び出し時に渡される任意のポインタ(省略時はNULL)
戻り値:
F_ERR_NONE 正常終了
F_ERR_NOMEMORY メモリ不足で確保に失敗した
F_ERR_INVALID_IMAGE 不正なFIE画像オブジェクトが渡された
F_ERR_INVALID_PARAM 不正なパラメータが渡された
F_ERR_FILE_IO TIFFファイルのオープン失敗
F_ERR_UNSUPPORTED_IMAGE_FILE 不正なTIFFファイルを読み込んだ
F_ERR_INTERRUPTED_IMAGE_IO ユーザによって処理が中断された
F_ERR_NO_LICENCE ライセンスエラー、または未初期化エラー


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