prism_min_deviation_deg — OPTICS glassbody op

データ種: signalsignal

呼び出し: import glassmirror; glassmirror.prism_min_deviation_deg(wavelength_nm=550.0, apex_deg=60.0, glass='N-BK7') -> 'np.ndarray' (または opsoptics.get("prism_min_deviation_deg"))

使い方

プリズムの最小偏角 [deg]。実硝材の分散で波長ごとに変わる = 虹が出る理由。

wavelength_nm: スカラまたは配列 [nm]。データ入力なので第 1 引数

(2026-09-04 の敵対的検証で判明: 台帳は「先頭 N 個が宣言 in 型のデータ」という

規約なのに、この op だけ apex_deg を先頭に置いていた。波長の配列が

apex_deg に入り float(配列)素の TypeError を投げていた ―― 規約に

揃えるのが正しい直し方で、番人を足すのは対症療法)。

apex_deg: 頂角 A [deg]。glass: raytrace.glass_catalog の硝材名、または屈折率の数値。

返り値: 最小偏角 δ_min = 2·asin(n·sin(A/2)) − A(Hecht §5.5)。n·sin(A/2) > 1 の

波長は光が出られない(全反射)ので NaN。

検算: N-BK7・A=60° で d 線(587.6 nm)の δ_min ≈ 38.9°、F 線(486.1)と C 線(656.3)の

差(角分散)が Abbe 数から予想される向き(短波長ほど大きく曲がる)になる。

ファミリ共通の入力契約(fail-closed)

optics の全 op は入力を検証してから計算する(黙って通さない):

単位は引数名に埋め込む_mm / _um / _deg / _mrad。mm と µm の取り違えは crash ではなく「もっともらしく間違った答え」なので、名前で防ぐ。大きさから単位を推測する処理は一切しない。

• **文字列は ValueError** — float('50') は成功してしまうため、未パースの設定値が長さとして通り抜ける(実測: thin_lens('50', '200') がもっともらしい 66.667 mm を返していた)。bool も True == 1 の暗黙昇格として拒否。

• **complex / masked array は ValueError(実数枠のみ。虚部の無言切り捨て・マスク剥がしを拒否)。NaN/Inf は全入力で ValueError**。

0 除算とその親戚を名指しで拒否: 焦点距離 0・曲率半径 0・屈折率 <= 0・不透明な開口(全 0 なので正規化が 0/0)・総和 <= 0 の PSF・S0 = 0 の Stokes ベクトル・物体が前側焦点にある(像が無限遠)。

非有限を返すのは 2 op だけ、しかも契約として明記: depth_of_field の過焦点距離以遠の far_mm = inf(それが過焦点距離の定義)と gaussian_beam のウエストでの wavefront_radius_mm = inf(平面波面の曲率半径)。どちらも有限の相棒(far_is_infinite / curvature_per_mm)を併せて返す。**それ以外の無言 NaN/Inf は内部で検出して ValueError** —「float64 が溢れた」と「答えが無限大」は別の主張なので、後者の顔で前者を返さない。

サイズ上限: 生成格子は optics.MAX_GRID(4096)、供給された場/PSF/開口は optics.MAX_FIELD_ELEMENTS(2^24)、ABCD 素子列は optics.MAX_SYSTEM_ELEMENTS(1024)、Zernike は MAX_ZERNIKE_TERMS(512)/ MAX_ZERNIKE_ORDER(40)/ MAX_ZERNIKE_BASIS(2^25)。小さな引数から巨大な内部確保が起きる経路(実測: n_max=40 × 4096² で 108 GB)を fail-closed で塞ぐ。

物理的に不可能な状態も拒否: 偏光度 > 1 の Stokes ベクトル、負の透過率、負の強度、n-|m| が奇数などの不正な Zernike 添字。

詳しい使い方ガイド

optics_imaging ファミリ ガイド

参考(サンプルデータ・文献)

• サンプルデータ カタログ(DL URL / ライセンス) — 2-D は skimage.data(BSD/public)+ 合成、3-D は実データ源(Stanford/PDS 等)の DL URL。

• 演算子の来歴・参考文献 — この op 族の元になった研究/手法の出典。

• アルゴリズムの正典(著者・年)と用途は上記ファミリ使い方ガイドに記載。

実行できる例(この op を実際に呼ぶ検証済みサンプル)

glass_and_mirror_opticspy -3.11 examples/glass_and_mirror_optics.py

型が繋がる次の op(signal を入力に取れる)

cie_xyz_from_wavelength · spectrum_to_srgb · thin_film_reflectance · fresnel_dielectric · fresnel_conductor · metal_optical_constants · beer_lambert_transmittance · slab_transmittance

同カテゴリ(glassbody)

beer_lambert_transmittance · slab_transmittance · refract_rays


*Provenance: glassmirror.py — OPTICS operator registry. この per-op ノートは tools/opdocs.py md が自動生成(手編集しない)。*

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