構造体 F_EDGE1D_DIFF_FILTER
[1次元エッジ検出]


説明

1次元エッジ用微分フィルタ

1次元エッジ検出において、微分フィルタモデルを設定する為に使用する構造体です。

微分フィルタモデルについて
エッジ計測において、指定直線状で1次元濃度データを取得した後、 そのデータから1次元濃度微分データを計算によって求めます。

fie_edge1d_diff_filter.png

上記フィルタモデルをこの構造体で管理します。
各パラメータ値により、下図のような微分フィルタモデルを設定し、 それにより濃度微分値を取得します。

fie_edge1d_diff_filter_model.png

例えば、minus_foot=3, plus_foot=3, minus_len=1, plus_len=1 であれば、 注目画素$i$における微分値$d_{i}$は下記式で求められます。

\[ d_i = \frac{ (-1)*D_{-4} + (-1)*D_{-3} + (-1)*D_{-2} }{3} + 0*D_{-1} + 0*D_1 + \frac{1*D_2 + 1*D_3 + 1*D_4}{3} \]

len はエッジのボケに有効なパラメータです。
検出ライン上のエッジのコントラストが出ていない場合にはこの値を大きくすることで ボケによる回答ずれの影響を軽減させる効果が得られ、より安定した計測が可能になります。

footはノイズ除去に有効なパラメータです。
検出ライン上に高周波のノイズが含まれるような場合には、この値を大きくすることで ノイズによる回答ずれの影響を軽減させる効果が得られ、より安定した計測が可能になります。


変数

INT minus_foot
INT minus_len
INT plus_foot
INT plus_len

構造体

負側のfoot長さ

負側のlen長さ

正側のfoot長さ

正側のlen長さ


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